大阪市旭区にある児童福祉施設。主に発達障がいのあるこどもたちが生活しています。

社会福祉法人 大阪福祉事業財団 豊里学園

お知らせ「とよログ」

給食部さんは毎日のごはんの他に、月に1度、必ず季節に合ったおやつを手作りしてくれます。

過去に出されたおやつを一部紹介。

    クラウドスプレッド

  コーヒーゼリー

  恐竜クッキー

毎月、子どもたちが楽しみにしており、カートに乗っているおやつをみると「今日のはなに?どんな味?」と興味シンシンです。

11月のおやつを子たちが見て最初に言っていたのは「なかに入ってるのはなに?」でした。食べて当ててみて?と伝えると「わかったー」という子もいれば「食べてもわからん」という子もおり、様々な反応を見せてくれています。

見て匂いを嗅いで食べてみて「これ苦手だ」となり、「ごめん、残していい?」と聞いてくる子もいます。苦手な物がわかる事、それを一口は食べるてみることも、良い経験となり食育につながっています。

 

11月は、秋にピッタリの「栗とチョコのパウンドケーキ」でした。

豊里学園のレシピは下のとおりです!ぜひご自宅でも作ってみてください。

材料はコチラ!!

〇パウンド型1本分

 ・チョコレート       70g

 ・マーガリン(バターでも可)90g

 ・砂糖           40g

 ・たまご          100g(2個)

 ・小麦粉          100g

 ・ベーキングパウダー    5g

 ・栗(瓶などの甘露煮でOK)100g

 ※小麦粉、ベーキングパウダーは合わせて振るっておきます。

学園では上記分量×10で作りました。

では、作っていきましょう~☆

 

・チョコレートは湯煎にかけて溶かしておきます。

 フレーク状のチョコだと便利ですよ。

・マーガリンを室温に戻しクリーム状にします。  

・砂糖を入れ、ハンドミキサーでよく混ぜ合わせていきます。

・溶かしておいたチョコレートを入れ、よく混ぜ合わせていきます。

・続いて卵を入れ、これまたよく混ぜ合わせていきます。

・マーガリン、砂糖、チョコ、卵がしっかり混ざりました。

・振るっておいた、小麦粉とベーキングパウダーを入れてヘラで、サックリと切るように混ぜ合わせていきます。

・粉類が混ざったら、栗を入れ混ぜ合わせます。

・栗が混ざれば、パウンド型に約400gずつ生地を入れていきます。

・オーブン150℃で約20分焼き、その後さらに120℃で約20分焼きます。

・焼き上がれば粗熱を取り、冷蔵庫で一晩寝かせます。

・一晩おくと、味がしっとり落ち着いてより美味しくなりますよ。


スヌーズレンとは1970年代にオランダで重い知的障害がある人の余暇活動として始まり、オランダ語の「くんくんにおいをかぐ」という意味のスヌッフレンと「くつろぐ」、「うとうとと気持ちのいい様子」という意味のドースレンという2つの言葉を掛け合わせた造語で、障害のある人とその支援者が共に活動するときの理念とその実践法を指す言葉でできています。

学園にも「コスモルーム」という、リラックスをする為のお部屋を作っています。

日常生活で周囲の雑音、目に入る雑多なもので疲れてしまう子ども達に非日常の空間で職員と一緒にこの部屋でゆったりと自分のペースで過ごしてもらっています。

療育活動の一環ですが、目指すものや効果を求めるものではなく「職員と一緒にリラックスすること」が一番の目的です。

好きなもの、気になるもの、遊び方はみんなそれぞれ違います。

 

じーっと床に流れるファイバーライトを眺め、色の変化を楽しんでいます。色が変わる度に「しろ!」「あか!」と言い、光を消すと「くろ!」と言いながらまた光を付けて眺めて色の変化を楽しみます。

ニコニコしながらバブルチューブをドンドン叩き飛び跳ねています。職員がが鏡越しに手を振るとニコッと笑います。このスペースがお気に入りなようで、鏡に映る自分とバブルチューブを交互にみて、長い時間このスペースで過ごしました。鏡を眺めるのが好きな子もたくさんいます。スヌーズレン1番の人気スペースです☆

天井のライトはスイッチをいれるものによって部屋の雰囲気がガラッと変わります。これはスイッチ全部ON状態です!

壁には映像を映せます。ゆっくり回る様につい見とれてしまいます。他にもディスクがあるので付け替えるとまた変わった雰囲気になります。非日常な空間でこの部屋に入るととても心が落ち着きます。

【豊里学園のスヌーズレンで使っているもの】

○サイドグロー

光ファイバーを透明なチューブで覆った物の束で、光ファイバーが色々な色に変化します。

○バブルチューブ

筒の中には水が入っており、その水の中を泡のように気泡が舞い上がります。気泡は筒内の照明によって様々な色彩に変化します。

○ミラーボール

クルクル回るミラーボールが様々な色に変化して部屋の雰囲気を変えます。

○ミラー

鏡を部屋の角に2枚設置することで、広い空間にいるような解放感を生み出します。また自分の姿をみたり、鏡で周りの様子を感じ取ったりすることができます。

○プロジェクター

ゆっくり回転するディスクが正面の壁に映し出され、見続けるだけで様々なストレスを忘れさせてくれる心地よさを与えます。

 

他にも大きなクッションやアロマやCDデッキを準備しており体験する子どもに合わせた環境を作れるようにしています。


すっかり季節の行事として定着したハロウィンの日がやってきました。

学園内も10月に入るとハロウィンの飾りつけをします。

 

この日は学校でもハロウィン衣装を作ったり、おやつを作ったりと気分を盛り上げます。

学校から帰ってきた子ども達はすぐに「これ、学校でつくった!」と衣装を見せてくれます。

 

おやつも普段は職員から配られるのですが、この日は特別!

少し変装して、普段は行かない給食室や事務所にカボチャのカゴを持っていき……

「とりっくおあとりーと‼」

と言いながらもおやつを選ぶのに夢中です。

 

なかには、普段行かない場所に行ったことで不安になってしまい泣き出してしまう子もいましたが、楽しくおやつを受け取れました。

夕食後にも、

「はろうぃんってなに?」

「まじょってなに?」

「どらきゅらってなに?」

と質問攻めで、聞かれた職員も子どもにわかるように説明するのが難しく、たじたじになっていました。

来年も「とりっくおあとりーと!」が楽しみです。