大阪市旭区にある児童福祉施設。主に発達障がいのあるこどもたちが生活しています。

社会福祉法人 大阪福祉事業財団 豊里学園

お知らせ「とよログ」

前回のとよログでは、中・高生を対象とした舞鈴(まりん)ダンス活動を紹介させていただきましたが、今回は、未就学児・小学校低学年の児童らを対象に行っている舞鈴(まりん)の活動について紹介させていただきます。

 未就学児・小学校低学年児童を対象とした舞鈴(まりん)では、ダンスではなくリズム体操の音楽や子どもたちが大好きな「おかあさんといっしょ」の音楽などを流し、ボールプールやマット運動などを主に行っています。

マット運動・ボールプールを通して、色彩感覚や身体を動かす楽しさや音を聞き取る力や反射神経をはじめとした身体能力の向上を目指しています。

 また、子どもたちに安全に運動する楽しさを伝え、腕支持感覚・筋力・筋持久力の向上などの効果が期待できます。

 

9月24日に実施した舞鈴(まりん)では、「となりのトトロ」より‘さんぽ‘のリズムに合わせ、ボールプールとマット運動を行いました。

 職員とボールプールで遊んでいた子どもは、職員とボールの投げ合いをし、ボールのおいかけっこをして楽しんでいました。未就学児童は、ボールを指差し「むらさき」「ピンク」など言いながらカラーボールの色を見て微笑んでいました。

 

 マット運動では、柔らかいブロックをいくつか使い、滑り台を作り順番を守りながらすべります。マットでは、でんぐり返しやコロコロ寝転がって楽しく身体を動かしました。

 最後のお片づけでは、みんなでカラーボールを集めてお部屋を綺麗にできていました。


中・高生の男子「空グループ」では、夏の取り組みで京都へ遊びに行きました。場所は京都水族館と鉄道博物館です。それぞれ子どもたちが行きたい方に行き楽しみました。

鉄道博物館に行ったメンバーは電車好きが多く「これ知ってる!」と終始楽しそうな表情でした。また普段は見られない鉄道の下側を見れたり、非常停止ボタンを触っては「これ絶対に触ったらあかんから、今触ろう」と様々な体験をしました。また実際に動く蒸気機関車にも乗りました。乗る前は、はしゃいでいましたが、いざ乗ると緊張した表情が次第に笑顔が見られるようになり「乗れてよかった」と話していました。その後はお土産コーナーで好きな鉄道グッズを購入し一日を満喫しました。

水族館に行ったメンバーは皆でイルカショーを観ました。イルカショーでは観客全員で手拍子やクルーと同じ動きをして、イルカがジャンプしたりするのですが、子どもたちは恥ずかしそうに小さく手拍子をしていました。またイルカショーの途中に出題されたイルカクイズでは「オレ正解したー‼」とクイズに挑戦して嬉しそうにしていました。イルカショーを終えた後はいろいろな海の生き物を観ました。水槽に手を当てて嬉しそうに見ている子どもや、エイを下から見て「見て見てー!顔みたい!」と言い笑顔を見せてくれました。クラゲエリアでは「怖い」と少しおびえてしまう事もありましたが、水族館を見て回り、最後のお土産コーナーではお気に入りのぬいぐるみを購入し、一日を満喫できました。


夏休みに風グループの取り組みとして緑地公園のバーベキュー場に行きました。

現地では大変暑く日差しも強い中日焼け・熱中症対策や感染症対策に気を付けながら活動に取り組みました。

バーベキューではお肉・野菜・焼きそば・焼きおにぎり・デザートにマシュマロを焼きビスケットを挟んで子ども達は「おいしい!」と大喜びでした。中には普段あまり食べない子どもがたくさんお肉を食べて「苦しい…」「食べ過ぎた」と言っていました。 

また「野菜切りたい!」「焼きそば作りたい!」との声もあり普段できないことを職員と一緒に挑戦しました。側でみていた子どもたちが「包丁持たない方は猫の手やで!」と教えている場面もありました。

たくさん食べた後は大きな広場で大繩跳び・水風船・水鉄砲をして遊びました。子ども・大人と関係なく、相手にばれないようにコソッと背後から水鉄砲を噴射‼

大縄跳びでは郵便屋さんをして、終始和気あいあいとしていました。

帰りの車内はみんな少し疲れた様子でした。前日まで「行きたくない」「日焼けするから嫌だ」と言う子もいましたが当日は笑顔が絶えず子どもたちにとって素敵な夏休みの思い出の一つになったのではないかと思います😊