大阪市旭区にある児童福祉施設。主に発達障がいのあるこどもたちが生活しています。

社会福祉法人 大阪福祉事業財団 豊里学園

お知らせ「とよログ」

5月3日、ゴールデンウィークの取り組みとして、学園内で「駄菓子屋さん」をしました。昨年は経験を広げることも視野に入れて本物のお金を使って取り組みましたが、今年は職員の手造りのお金を使いました。実際のお金ではないので残念がるかと思いましたが、いざ始まってみるとみんな値段を考えながら買い物をしていました。幼児グループは1人150円、そのほかは1人200円の予算で買い物をしました。

好みのお菓子をまとめて買う児童や、買い物リストを見ながらカゴにお菓子を入れていく児童、ゲームや当て物を中心に楽しむ児童等さまざまでした。

中にはなかなか買うものが決められなくて職員に手伝ってもらってやっと買うことができたり、当て物で昨年は外ればかりだったのが今年は大当たりを当てて「ギャンブラーや」と得意がる児童、当たり付きのきなこ棒が2回も当たって苦笑いする児童などがおり、楽しいひと時を過ごしました。

最後は会計で値段合わせですが、金額が合わず何度も買い直しに戻ったりする児童もいました。

来年はまた本物のお金を使って取り組みたいと思います。


3年ぶりに屋外での取り組みでコリアタウンに行きました。

子ども達が2年前から行きたがっていたコリアタウン。行く前は「自分の好きなアイドルのグッズあるかな?」「コリアタウンて韓国語で話さなあかんの?」「韓国のお菓子いっぱい買おう」と言いとても楽しみにしていました。

 

コリアタウンに到着し子ども達は「あーTWICEのDVDある」「いっぱいありすぎて何買うか迷う」と言い真剣に選び子ども達が好きなアイドルグッズをたくさん買っていました。

その後は韓国の食品が売っているスーパーマーケットへ。

子ども達は「何がおいしいかかな」「これテレビでみたことあるやつや!買ってみよ」と言い買い物をしていました。

買い物を終えた後は、夕食の買い物!!コロナウイルスの関係で食べ歩きはできずテイクアウトでしたが子ども達は本場の韓国料理を食べることができとても嬉しそうにしていました。


豊里学園では毎年三月に一年間の頑張りを労うお疲れさん会を開催しています。

 学校での頑張りはもちろんですが去年に引き続き今年も新型コロナウイルスによる制限の多い年になりました。我慢我慢の生活を一年間おつかれさん!の意味も込めて行ったお疲れさん会の気になるメニューは…豪華なお肉たっぷりの焼肉丼です🍖

お肉はカイノミとカルビ、味付けは「塩も食べたーい!」という若干渋いリクエストにお応えして、タレと塩を用意しました✨さらに特別感を倍増させるため、目の前でジュージュー、焼きたて熱々をご飯に乗せました🍚

 さて、気になる子どもたちの反応は…

「おいしい!」 「お肉でおなかいっぱいだよ~」「塩もある!!」

 などなど普段食べないお肉の部位を珍しがったり、何回もおかわりにきて動けなくなるほどお腹いっぱいになった子もチラホラでおなかも心も大満足!幸せなひと時でした☺

そして三時のおやつもいつもより豪華に…シュークリームやロールケーキ、チーズケーキを皆ニコニコしながらペロッと完食♪若い子どもたちの胃袋はあんなに食べた焼肉の後でも

「まだ余裕で食べれる!おやつは別腹!」

と何とも頼もしい食べっぷりで私たちも嬉しくなりました。

よし!しっかりエネルギーをチャージしたので四月からまた一年頑張っていこう!


新年を迎えました。

あけましておめでとうございます。

豊里学園のお正月を紹介します。

 

まず、大晦日から。

いつもの「夜」とは違います。いつもは21時~22時には就寝ですが、小中学生はいつもより1時間程、高校生は24時まで起きていられます。

夜更かしするのでお腹も減ってきます。なので、いつもはない「夜食」もあります。ラーメンやお菓子です。

寝る場所も特別。いつもは自室のベッドで眠っていますが、お正月の間はリビングに布団を並べてみんなで眠ります。子どもたちにとって、とても特別なようで「冬休み中ずっとこうやって眠りたい!」と話していました。

 

そうして翌日の「元旦」。

前の晩に夜更かしをしているので起きるのもゆっくりです。いつもの休日は7時に起きますがお正月の朝は9時が起きる時間です……ですがみんな、なかなか起きることができません。

10時からはお祝い膳、お雑煮を頂きます。その後少しゆっくりしてから、園長より「お年玉」を手渡されます。

お祝い膳は給食部の力作で、食べる意味や由来が分かるようになっています。

年長の女の子は「金額しってるから」とクールな様子をみせつつ嬉しそうな様子。

男の子は「何円はいってるの?」と興味深々、早く頂戴!!という様子でした。

その後、今回初の試みの「獅子舞」と「くじ引き」をしました。

獅子舞は本格的なものではありませんでしたが、

 怖がって泣いてしまい、職員におんぶされる子、職員の足を掴んで離れない子

 なんのことかわからず、きょとんとして眺めている子

 「獅子舞やー」と笑っている子

 「これ(職員)誰がやってんの?」とのぞき込む子

 くじ引きの景品に夢中で見向きもしない子(主に高校生)

とさまざまな反応がありました。

1月2日は河川敷で遊びました。

コロナ禍での自粛が続き、子どもたちも運動場遊び程度しかできず我慢の日々が続いていたので、天気にも恵まれた広い空の下で遊べることがとても特別で楽しんでもらうことができました。

特に男の子は野球やサッカーが大好きなので、広い場所で野球をしていきいきとしていました。

草滑りやバドミントン、しゃぼんだま、バレーボール、フリスビーと色々道具も用意しそれぞれ好きな事をして全力で走り回っていました。

お天気にも恵まれ、少し寒さも和らいでいた日で最高でした。

1月3日は「書初め」をしました。

全員ではありませんが、普段まったくしないことなので、こちらも「特別感」がありました。

女の子は「中学のときにやった。懐かしい」と話し、そのときの記憶を思い出して、名前のスペース用に紙を折っていました。

「なんて書いたらいいかわからない」と言われることを想定して、いくつか見本を用意し、書初めを意味を説明して始めたのですが、

職員から「気持ちを落ち着かせて、丁寧に書きましょう」と最初に言われたことを守り、各文字も自分たちで考えて神妙な面持ちで集中して取り組んでおり、その表情はとても印象的でした。

例年は大宮神社にお参りしているのですが人込みを避けるために自粛しています。

年が明けてからまた感染者が増えてきています。

 

今年一年、職員・子ども達とも健康でいられますように。