大阪市旭区にある児童福祉施設。主に発達障がいのあるこどもたちが生活しています。

社会福祉法人 大阪福祉事業財団 豊里学園

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長い歴史の和太鼓:絆(療育)

豊里学園では、学園の子どもたちの自己表現の場を作ろうと約25年前から和太鼓を取り入れてきました。

2001年にボランティアの仲間と、和太鼓好きな子どもたちを中心に「豊里学園 和太鼓 鼓粋(こいき)」を結成しました。

その後、卒園生と新しく入ったメンバーも増えて世代交代をました。その頃から子どもたち一人一人の課題を明確にして、より療育的な視点を持って再スタートを切りました。それに際して心機一転し、子どもたちから名称を募集して、現在の「豊里学園 和太鼓 絆」となりました。「絆 (きずな)」には、メンバーとの絆、学園みんなとの絆、地域との絆を大切にして、活動して行こうとの思いが込められています。

絆では、現在小学5年~高校3年までの子どもたちと、職員3名が所属しており、毎月3回日曜日に豊里学園の防音設備の整った場所で、練習に励んでいます。

規律正しい練習なので、注意されて落ち込んでしまい「もう行きたくない」となってしまうこともありますが、励ましながらそれを乗り越えて頑張っています。

コロナ禍前は、地域のお祭りで発表をしたり、他施設から出演依頼があったり学園の音楽発表会で披露する機会が多数ありました。

現在は発表の場がないので、子どもたちも残念そうにしています。

コロナが一日も早く落ち着き、以前の生活に戻って、子どもたちのかっこいい演奏を見てもらいたいです。

 

*~*~*~和太鼓 山名先生より*~*~*~*~*~*~*~*~

太鼓「絆」の指導をしている山名利枝です。

「鼓粋」時代からかかわっているので20年以上になります。

近年のコロナ禍では活動も紆余曲折しましたが

限られた条件の中、子どもたちは全力で頑張っています。

早く練習の成果が披露できる場があればいいなと思っています。

 

和太鼓指導 山名利枝