大阪市旭区にある児童福祉施設。主に発達障がいのあるこどもたちが生活しています。

社会福祉法人 大阪福祉事業財団 豊里学園

広報誌「しあわせ」

新年を迎えました。

あけましておめでとうございます。

豊里学園のお正月を紹介します。

 

まず、大晦日から。

いつもの「夜」とは違います。いつもは21時~22時には就寝ですが、小中学生はいつもより1時間程、高校生は24時まで起きていられます。

夜更かしするのでお腹も減ってきます。なので、いつもはない「夜食」もあります。ラーメンやお菓子です。

寝る場所も特別。いつもは自室のベッドで眠っていますが、お正月の間はリビングに布団を並べてみんなで眠ります。子どもたちにとって、とても特別なようで「冬休み中ずっとこうやって眠りたい!」と話していました。

 

そうして翌日の「元旦」。

前の晩に夜更かしをしているので起きるのもゆっくりです。いつもの休日は7時に起きますがお正月の朝は9時が起きる時間です……ですがみんな、なかなか起きることができません。

10時からはお祝い膳、お雑煮を頂きます。その後少しゆっくりしてから、園長より「お年玉」を手渡されます。

お祝い膳は給食部の力作で、食べる意味や由来が分かるようになっています。

年長の女の子は「金額しってるから」とクールな様子をみせつつ嬉しそうな様子。

男の子は「何円はいってるの?」と興味深々、早く頂戴!!という様子でした。

その後、今回初の試みの「獅子舞」と「くじ引き」をしました。

獅子舞は本格的なものではありませんでしたが、

 怖がって泣いてしまい、職員におんぶされる子、職員の足を掴んで離れない子

 なんのことかわからず、きょとんとして眺めている子

 「獅子舞やー」と笑っている子

 「これ(職員)誰がやってんの?」とのぞき込む子

 くじ引きの景品に夢中で見向きもしない子(主に高校生)

とさまざまな反応がありました。

1月2日は河川敷で遊びました。

コロナ禍での自粛が続き、子どもたちも運動場遊び程度しかできず我慢の日々が続いていたので、天気にも恵まれた広い空の下で遊べることがとても特別で楽しんでもらうことができました。

特に男の子は野球やサッカーが大好きなので、広い場所で野球をしていきいきとしていました。

草滑りやバドミントン、しゃぼんだま、バレーボール、フリスビーと色々道具も用意しそれぞれ好きな事をして全力で走り回っていました。

お天気にも恵まれ、少し寒さも和らいでいた日で最高でした。

1月3日は「書初め」をしました。

全員ではありませんが、普段まったくしないことなので、こちらも「特別感」がありました。

女の子は「中学のときにやった。懐かしい」と話し、そのときの記憶を思い出して、名前のスペース用に紙を折っていました。

「なんて書いたらいいかわからない」と言われることを想定して、いくつか見本を用意し、書初めを意味を説明して始めたのですが、

職員から「気持ちを落ち着かせて、丁寧に書きましょう」と最初に言われたことを守り、各文字も自分たちで考えて神妙な面持ちで集中して取り組んでおり、その表情はとても印象的でした。

例年は大宮神社にお参りしているのですが人込みを避けるために自粛しています。

年が明けてからまた感染者が増えてきています。

 

今年一年、職員・子ども達とも健康でいられますように。

 


新しい年を迎えましたが、昨年末のクリスマスの様子をお届けします。

 

子どもたちが一年間で最も楽しみにしていると言っても過言ではないクリスマスがやってきました。

事前にサンタさん宛に欲しいものを書いた手紙を書いており、まだかまだかとプレゼントを待っている子どもたち。

24日のクリスマスイブを迎え、夕食前に職員から子どもたちにプチサプライズをしました。

それは……

学園職員が大人気韓国アイドルグループを再現したミュージックビデオです!

子どもたちは大喜びで「あー!〇〇さんや!」「〇〇さん、かわいい!」等と大歓声が上がり、サプライズは大成功!

その後はクリスマスディナーです。

ローストビーフにチキンなど盛りだくさん。

最後は寄贈で頂いたクリスマスケーキです。

(毎年ありがとうございます!みんな大喜びです!!)

何から何まで全部がおいしく沢山おかわりをしてお腹いっぱい食べました。

25日の朝はプレゼントタイムです。

24日の深夜にサンタさんから学園のみんなにプレゼントが届きました。

(サンタさんを一目見たいと深夜に起きてしまう子もいました(笑))

朝起きて、みんな大喜びでした。

 

いつもは学園のみんなが一つの場所に集まってクリスマス会をしていましたが、コロナ禍ということで各フロアで過ごすクリスマスとなりましたが、素敵なクリスマスとなりました。

2022年も素敵なサンタさんが豊里学園に来ますように。。。

 


ハロウィンパーティー

風フロアでは10月に入ってすぐにハロウィンの飾りつけをみんなで作り始めました。

いつも余暇の時間にお絵描きの上手な職員と絵を描いているのでみんなどんどん画力がアップしています!

最初に「ハロウィンといえば?」からのパンプキンを描き、トリックオアトリートのおやつ、魔女とイメージは膨らみます。

「はろうぃんって英語でどうやって書くの?」と聞き、英語でかっこよくかけました。

折り紙で作る輪っかも「どこに飾るのがいいか」をみんなで考えて決めました。(写真のまぁるい輪っかはトイレの入り口です)

かぜフロアに入る職員みんなが飾り付けの可愛さに驚き、「これ、誰が描いたの?」と聞くと恥ずかしそうに「えぇ~」と言いながら教えてくれました。

ハロウィン当日まで、楽しい雰囲気で日々過ごせました。

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また、当日はみんなかわいい仮装をしておやつパーティーです。

この前の日に虹フロアのお姉さんたちが傷メイクを楽しんでいたので、自分たちはどんなことをするのかな?と朝からドキドキで「何時からするの?」「あと何分でするの?」「早く‼‼」とウズウズしています。

時間がきて職員が揃えたハロウィンの小物を見て「どれにしよう?」「わたし、これがいい‼」「わたしも…」などキャーキャー言いながら選ぶのもとても楽しいです。

小学生もいるフロアなのでメイクは当初予定にはなかったのですが虹グループで使用したあとの血糊やメイク道具が残っていたのでそれを使って腕や顔に傷メイクもしました!

傷メイクをした箇所を通りすがりの職員に見せると「大変‼大怪我だ!手当しないと‼」と言われ、「えぇ~違うよ~」と笑って逃げています。

メイク落としも初めてのことで「落ちないよー」と泣きそうになる子もいました。

可愛い仮装が嬉しくて、職員が通るたびに「見て!見て‼」と怖いポーズをして大はしゃぎの楽しい一日が過ごせました。

おやつもたくさん食べました (≧▽≦)‼

 

 

 

 

夏休みの終わりに、楽しい夏の思い出でしめくくれるよう、感染対策を徹底した夏祭りに挑戦しました。

準備では、子ども達が積極的に装飾物やヨーヨー等の制作をし、「これ俺がやったんやで」「あれ私が描いてん」と得意気に話してくれました。

 

例年は大きな広間やテラスを開放し、全員でわいわい楽しみます。

今年は各階の食堂をメイン会場とし、フロアごとに食事を取りに行き、各居室で食べるスタイルで行いました。

 

第1部 昼食は夏まつりメニュー☆彡

唐揚げ、焼きそば、たこ焼き、フライドポテトにきゅうりの1本漬け、そして焼きたてのフランクフルトも登場!

感染対策でお弁当が続いていたので、「良いにおい~」と食堂をのぞく姿も、久々に見る事ができました。

幼児さんも大きな口を開けて、美味しそうにほおばっていました。

にぎやかなBGMが流れる中でも、子どもたちは普段通りの黙食に協力してくれました。

 

第2部 射的・ヨーヨー釣り・おやつ

規模を縮小しているので、楽しんでくれるか不安もありましたが、幼児さんから高校生まで楽しそうに遊んでいました。

新登場の射的は・・・ 大成功!!

あきらめず何度も挑戦し、見事打ち抜くと、「やったー!」と大喜び♪

まつり終了後も夢中で遊び続ける男の子たち、数日後も手作りの手裏剣で射的ごっこをする女の子たちもいました。

参加していなかった職員には、後日おまつりの様子を嬉しそうに話していました。

子ども達が活躍したり、喜ぶ笑顔をたくさん見る事ができ、「やって良かった!」と感じました。また無事開催できたことで「次回は夜に花火もしたいな~」と新たな希望が湧いてきたのでした。