大阪市旭区にある児童福祉施設。主に発達障がいのあるこどもたちが生活しています。

社会福祉法人 大阪福祉事業財団 豊里学園

お知らせ「とよログ」

コロナの為3年ぶりの開催となる造幣局の桜の通り抜け。

毎年桜の開花時期にあわせ1週間限定で一般開放されます。
現在、造幣局にある桜は、関山、松月、普賢象、楊貴妃などの八重桜が主(大半は遅咲きの八重桜)で、満開時の美しさはたとえようもなく、明治16年に開始した「通り抜け」も昭和58年春には100年を迎え、今では浪速の春を飾る風物詩として、人々に愛されています。なお、大手毬、小手毬などは、他ではめったに見られない品種があることでも有名です。今年の花は伊予熊谷(いよくまがい)」と「舞姫(まいひめ)」子どもたちも初めて見る珍しい品種に「なんて名前?」「これも桜なの?」と目を輝かせていました。

行く前はよくわからず、外出できることが楽しい、という感じだったのですが、実際にいろいろな色のたくさんの種類の桜をみたことで驚きがあったようです。帰園し、いろいろな職員に「楽しかったよ」「お花いっぱいみた」と目をキラキラさせて教えてくれていました。

 


3月3日は桃の節句、ひな祭りです。

学園でも2月中旬から女の子のフロアにひな祭りの飾りつけをしました。

子ども達と一緒に飾りつけをしたのですが、お雛様を見て「この子とこの子は双子なの?」

「この人は何を持ってるの?」「この太鼓、音がならないよ」等、いろんな感想を聞かせてくれました。

 

お片付けは飾りつけをしなかった子どもにお手伝いしてもらったのですが、この時も「なんか触るの怖い」「あんまり可愛くないな」との感想がありました。職員が「すごい昔の平安時代の美人さんの顔だよ。ふっくらしていて、目が細いのが美人さんだったの」と説明すると、「平安時代って、職員さんの若いときのこと?」と様々な質問があり、楽しく会話をしながらお片付けもできました。

 

当日のおやつはひなあられで、こちらも「私のすきな味なんだっけ?」「〇〇ちゃんはチョコレートのやつが好きだったよね?」と年に一度のおやつを楽しみました。


 ここ2~3年程、コロナウイルス感染症対策で子ども達が調理できない日々が続き、今度はインフルエンザ感染症が流行りだしましたが、手袋・エプロン・バンダナ・マスクで感染対策を行い開催する事ができました。

久しぶりのおやつ作りで、開催前からみんな楽しみにしていました。

作るのは2月と言えばバレンタイン‼なので「フォンダンショコラ」です。

 ほんとは作った物を好きな子にあげたい気持ちもありますが、感染症対策で「自分で作り、自分で食べる」になります。

 作るにあたり、2チームに分かれてまぜる係や計量係等決めてもらい、作り方を自分たちで読んでもらいながら進めました。さまざまなことを率先して取り組んでくれる子や雰囲気を楽しんでいる子など様々。

 誰が何をするか当番を決めて進める中で、他の子にも積極的に声を掛けてくれる子もいます。

 作るだけではなく、お片付けまでが「おやつ作り」です。集中力が切れてしまう子もいましたが、みんなでしっかりと洗い物や机拭きまでがんばりました。

 完成したものは可愛くラッピングをします。

 ラッピングの影響か、出来てすぐ食べたい!というよりは、時間を置いて夜に食べたいとのことで出来たものは夕食後のデザートになりました。温め直して食べてもらったのですが、うまく中のチョコがとろけておしかった、底が少し寂しかった等、いろんな感想を話してくれました。

 

 今後感染症が落ち着き、誰かのために作ってあげたいという子ども達の思いが叶う日が来ると良いなと思いました。